今回は香水の付け方についてご紹介させていただきます。
と言いながら第一にお伝えしたいことは香水の付け方には絶対的なルールは存在しません。

（もちろん飲んだり、目にかけたりなど危険な使い方や、周囲に迷惑をかける付け方は避けていただきたいですが）

自由につけて自分ならではの楽しみ方を発見していただければ幸いです。

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香水はつける場所によって様々な香りの変化を楽しむことができます。

一般的に身体のどの部分につければ魅力的に香るのか、求めている香りになるのかをご紹介いたします。


【基本の付け方】

香水は清潔な身体に付けるようにしましょう。汗や汚れの影響で香りが変化してしまう可能性があります。また、長く香りを楽しみたい場合は肌の保湿をしておくのがおすすめです。

乾燥した状態の肌に香水を乗せると香りが飛びやすくなるためと、ほとんどの香水にはアルコール成分が含まれているため、ボディクリームなどで保湿を行いましょう。
もちろん、香水の香りと混ざらないよう無香料のものがおすすめです。

 ＜強く香らせたいときは上半身に＞
香りを自分でも楽しみたい場合や強めに香らせたい場合は上半身に付けるのがおすすめです。特に太い血管が通っている部分は体温が高く、香りが広がりやすいです。
例）肘の内側、両手首、ウエスト(腰)、両肩、お腹など

＜ふんわりと優しく香らせたいときには下半身に＞
あまり強く香らせたくない場合は膝の内側や足首などがおすすめです。上半身に比べ体温が低いことと、香りは徐々に上にのぼっていく性質があるため、優しく香ります。
例）膝の内側、くるぶしなど足首


【避けたい付け方】

絶対にNGというわけではございませんができるだけ避けた方が良い付け方をご紹介いたします。

・服には付けない
シミになったり、服が傷んだりする場合があります。
香水は素肌に付け、ある程度乾いてから着替えを行いましょう。

・脇や足の裏など汗のかきやすいところには付けない
汗のにおいと香水の香りが混ざると思わぬ香りに変化してしまう可能性があります。

・香水をつけた場所はこすらない
こすると摩擦によって香りの成分が変質してしまうため、持ち時間や香りが変わってしまう場合があります。香水をつけた部分は基本的に触らないようにしましょう。

・何度も付け直しをしない
THOUSAND COLOURSの香水はオードパルファン/オードパルファムと呼ばれる
賦香率10％～15％ほどのもので香りの持続時間はおおよそ5時間とされています。
付けてから5時間経過したのち、１日に1回程度、最初の半分ほどの量の付け直しがおすすめです。香りに鼻が慣れ、匂いが感じにくくなり付けすぎの原因になることや、食事の邪魔をしてしまう場合がございます。


【いろいろな使い方】


■M1402 CYPRESS MASKをお風呂に一吹き
筆者が自宅で行っているのはヒノキとサフランの香りであるサイプレスマスクを入浴前にお風呂に一吹きします。お風呂の湯気に乗った香りがふわっと香り、目をつぶると、深い森の温泉にいるような、静かでゆったりとした空間を演出できます。


■M2019 ANTIPOPを寝香水に
爽やかな柑橘の香りとグリーンティーの香りは、良い意味で香水らしくない自然で爽やかな香りで、香水に苦手意識がある方にも是非お試しいただきたい作品です。
梅雨がはじまり夏の気配がしてきました、暑い寝苦しい夜におすすめです。


■E2001 EAST GARDENを名刺に
これはどの香調でも構わないのですが私は特に普段使いしている香水を自分の印象を強く覚えてもらうためにハンカチに吹きかけ、名刺を包んで保管しています。（直接吹きかけるとシミになってしまう可能性があるためと、強く香らせると相手方の名刺入れに香りが移ってしまうため）

THOUSAND COLOURSは幅広く様々な人に使っていただきたいため、
オードパルファンの中でも比較的ライトな使用感です。
きっと使い方も無限にあるはず。是非自分なりのベストな使い方を模索するきっかけになれば幸いです。